今回は私が実際に体験した。転職エージェント『パソナ(PASPNA)』を利用しての転職活動について書いていきたいと思います。
1年以上前のことで正確ではない部分もあります。サービス内容もプランによって違うと思うのであくまでも参考程度に思ってください。
転職活動中の生活模様についてはこちらでまとめてますので興味のある方は是非!
転職エージェントとは
転職エージェントって皆さんご存知でしょうか?
転職エージェントとは転職に特化した専門業者のことです。
サービス内容はエージェントによって色々ですが基本的には担当がついてくれて仕事の紹介や面接の練習など就活のサポートをしてくれます。
有料のサービスもありますが基本無料のところもたくさんあります。
『無料で商売として成りたたないでしょ。怪しくない?』と思う人も多いかと思います。
転職エージェントがどうやって儲けているかというと
- 企業からの求人掲載料
- 企業からの採用成功報酬
が主な収入源となっているようです。
つまり転職エージェントに求人を掲載している企業はお金を払ってでもいい人材がほしい企業が集まってるということなのです。
そして民間企業なので求人掲載企業側にも利用者側にも納得してもらえるようマッチングをしないと商売として成り立ちませんから真剣に取り組んでもらえます。
厚生労働省が運営するハローワークは掲載無料、成功報酬も必要ないので掲載企業は玉石混交、良くも悪くも様々な企業が入り乱れています。
私自身も自分が退職するまで存在をよく知りませんでしたがいろいろあるようで有名所では下記のような企業があります。
・リクナビNEXT
・パソナキャリア
・doda
・ビズリーチ
パソナとの出会い
私がパソナと出会ったきっかけですが自分で探したわけではありませんでした。
長年勤めた会社がコロナの影響で希望退職を募り、その退職条件の一つとして転職エージェントとの契約があったのです。
そのエージェントが『パソナ(PASONA)』でした。
(ちなみに当時私は33才専門学校卒業後13年目の冬の話です)
パソナとは会社が退職者の代理で契約し十数万円の費用も会社が持ってくれるとのことでした。
会社側の説明を聞くと就職出来るまで専属の担当がついて期間無制限で就職のサポートをしてくれるとのことでした。
当時の私は転職エージェントなんて知識はなく「無制限かいいなー」程度にしか思っていませんでした。
それが私のパソナとの出会いでした。
サービスの中身
その後、退職を決意した私はパソナの説明会に参加することになります。
パソナの説明会では面接の基本、履歴書・職務経歴書の書き方サービスの説明、転職活動のデータなどの話がありました。
私の場合2つのサービスを利用出来るようでメインのサービスは、パソナの事務所に出向き担当者と対面で相談やアドバイスを貰いながら自分にあった職業を紹介探し決めていくというもの。
もうひとつのサービスはオンラインで履歴書・職務経歴書・スキルシート、希望年収・職種・地域など条件を登録しておき、先ほどとは別の担当者が私に合いそうな求人を紹介してくれるというものでした。
2つは別のサービスですが連携して情報共有しながら進めてもらえます。
それでは私が利用することになった2つのサービスについて詳しく解説していきます。
オンラインサービス
まずはオンラインの担当者と電話の面談を行いました。
今までの経歴や希望の職種・年収や条件など色々聞かれます。
私はこの時あまり就活に積極的な気持ちでなく希望の職種や年収等もしっかりきまっていませんでしたがあとから変更も出来るとのことでしたのでとりあえず答えた感じでした。
そして一通り面談が終わると次は履歴書・職務経歴書・スキルシートを作成して登録することになりました。
履歴書なんて新卒の時以来、職務経歴書は書いたことがありませんでしたがパソナ専用のフォームや見本があり、担当者にアドバイスや添削などもしてもらえ仕上げることが出来ました。
あとはその情報をもとにその担当者が私の希望に合う企業を探してくれます。
そしてその情報はパソナの求人掲載企業の担当者も見ることができ、企業が欲しがってる人材だと思われる人にオファーをかけてくることもあります。
私は当時33才、大手企業で13年経理や販売・企画などを経験、転職経験なしという経歴でしたが結構紹介はあった感じでした。
紹介はまずメールで通知が届き、パソナのマイページにログインし求人を確認するといった方法です。
求人は企業が掲載を取りやめるまでの間ならいつでも応募が出来ます。
応募ボタンを押せば以前提出していた履歴書などが企業に届き書類選考をしてもらえるので簡単でした。
応募するたびに志望理由を記載する必要はありません。純粋に経歴やスキルのみで判断される感じです。
面接に呼ばれる段階になったら履歴書に志望理由などを記入しもっていく感じです。
オンラインの担当者とはメールや電話などでやり取りが出来るので相談事、応募前に企業の情報を聞くことも出来、プッシュしてもらうなども可能です。
書類選考の結果はメールで届きます。
ドキドキの瞬間です。
ですが何回か受け取っていると件名を見た瞬間に合否がわかるようになってきます。
これはやってみてのお楽しみです(笑)
初めのうちは落ちるとショックを受けますがその時間は大変もったいないです。
私がそうだったので。
書類選考の突破率は30〜40%ぐらいのものらしいので気にせずどんどん応募するが吉です。
私は長期間出来ませんでしたが最後に気づきました(笑)
突破した場合はパソナの担当者から面接やら試験の案内が届きます。
基本直接企業とやり取りすることはありません。
担当者は面接官の情報や企業の情報、過去の面接情報などのアドバイスをしてくれます。
そして面接の練習も電話ごしですがやってもらえます。
実際、やってみると頭で考えていてこのぐらい言えるだろうと思っていても言葉に出そうとすると全然出て来ないことに気づけどのようにすればいいかのアドバイスももらえます。
これはほんとに助かりました。
そして面接当日、当たり前ですがひとりです。
はじめての面接はガチで緊張しましたが案ずるより生むが易しです。
面接になったらしゃべるしかない開き直って行きましょう!
無事面接が終了するとまずは担当者に報告です。
面接の体制や質問内容、自分の受け答えや感触などを聞かれます。こういった事が後の人へのリアルな情報になるのだと思います。
そして自分の意向を聞かれます。働きたいと思ったか、次のステップに進みたいと思ったかなど不安な点や聞きそびれた点、要望などがあれば企業側に伝えてくれ回答をもらえたりします。
企業側の感想なども教えてもらえることもあります。
熱意を伝えられる機会でもありますので行きたいと思えばその事を伝えてくださいと頼みましょう。
やるだけやったらあとは結果を待つばかり。
結果はメールで届きます。
これも何度か見れば件名で合否が分かります。
あとの流れは最初と同じくです。
対面サービス
対面サービスはパソナの事務所に出向いて担当者と直接面談するスタイルです。
こちらは先程のオンラインの担当者とは別の人でしたが情報は共有してもらってたのでそれを元にさらに詳しく面談するところからスタートです。
システムを聞くと基本月2回の面談をベースに必要に応じて面談や電話相談、パソナのフリースペースを利用して職探しをしたり出来ますとのことでした。
失業保険を貰うのであれば月2回の就職活動の実績が必要になるのですがパソナでの面談でその条件を満たせるとのことでした。
そしてこちらでもオンラインのサービスと同じく職業の紹介などをしてもらえますしオンラインサービスでの就活状況の相談も出来ます。
他にもパソナでは月になんどか色々勉強会や面接訓練を合同でやっていたりして希望すれば参加することが出来ます。
面接は1回だいたい1時間ぐらいで私の場合悩みや愚痴を聞いてもらうことが多かったです(笑)
そんな私でも担当の方は嫌な顔ひとつせず聞いてくれましたし励ましたりしてくれました。
自分のペースでやればいいと焦らすこともなく真剣に話を聞いてもらえました。
私が他の就活仲間の経験談を聞きたいといった時には他の利用者に声をかけて意見交換の場を設けてくれたりもしました。
その他にも無職の期間中の税金関係の事やハローワークや失業保険のことも教えてくれたり本当に心強かったです。
数ヶ月活動し、はじめて内定をもらった時、私はまだ不安でせっかくのことだけど断ろうかと思ってると相談した時がありました。
パソナ的には期間無制限のサービスとはいえ早く決めてくれた方がいいはずなのに、自分が納得して行くのがいい断るのも一つの選択ですと全く否定せず受け入れてくれたりもしました。
ちなみに内定の受諾も断りもすべてパソナを通してになりますので直接企業とやり取りすることはありません。
紹介してもらえる企業はどんな感じだったのか
あくまで私の場合ですがになります。ちなみに私の経歴は下記の通り。
33才男性、前職では大手企業で経理、販売、企画など13年勤務、転職経験なし、希望職種は経理・事務系、転勤は基本NG、勤務地も指定
といった感じでしたがCMバンバンやってる大手企業もわりとありましたし、中小でも年収など待遇の良い企業が多かった印象です。
紹介してもらう以外にもパソナのサイトにもっと細かな条件を登録しておけば自動的にメールや通知でたくさんの企業を見つけてくれます。
パソナ提供の求人以外の対応
私はパソナの紹介求人だけで結構あったのでやったことはありませんが、パソナで提供している求人以外で街で見かけた求人や他社サービスで見かけた求人があれば持っていって相談すれば間にはいってくれたり面接対策などサポートしてくれるとのことでした。
内定が出てからのこと
めでたく内定がでるとパソナから条件書が送られてきます。
給料や就業時間、勤務地など必要な条件が書かれているのでよく確認しましょう。
疑問点があればパソナ担当者を通して聞くことも出来るのでしっかり確認しておきましょう。
企業によりますがだいたい2日から1週間程度の間に承諾するかを決めることになります。
条件が合わなければパソナを通して断ることも出来ます。
承諾をする場合もパソナを通してになります。
承諾をしてからは直接企業とやり取りをすることになりますが、不明点などがあれば担当者が相談にのってくれます。
私の利用したサービスでは入社後半年間は相談も出来、さらにもし仕事が合わずに半年以内に退職した場合はそこから1年?だったか再度就活のサポートをしてくれるという超手厚い体制でした。
実際利用してみての結果と感想
実際パソナを利用してみて個人的には大満足な結果でした。
中小企業ではありますが希望の経理職で年収・勤務地・休日など条件面も満足いくものでした。
今、入社してから約3ヶ月ですが仕事にもなれ大きな不満もなく順調です。
一人で就活をしていたらここまで満足出来る就職が出来たとは思えませんし、就職出来ていたかも怪しいところです(笑)
私は一人暮らしで退職したことも極一部の人にしか話していませんでした。
そして恥ずかしくてその一部の人にも弱音などを吐くことが出来ませんでしたがパソナの担当者さんだけには弱音を吐くことが出来ました。
就活中は孤独でいろいろ辛いこともありましたがサポートしてくれ親身になってくれる人がいた事は自分のように意志の弱い人間にはとても助けになりました。
私の場合、会社が用意してくれたことで思いがけずパソナと出会いましたが本当に良かったです。
パソナは無料でも利用できますので転職したいなと思ったらとりあえず登録してみてはどうでしょうか。